それは「情熱」
その熱量です。
…?
目を疑った方もいるかもしれません。そう、前回とほぼ同じ書き出し。前回は「人生、歩む道を選ぶ基準」としてその基準は情熱、という提案をしました。

この情熱は人の営みの原動力となるものです。自分も相手もこの情熱を火種に動いてる。これは自分もお客様も情熱を火種に動いているとも言えるわけです。
先日複数の行を展開するクライアントさんとのセッションの中で、それぞれのKPIをしっかり決めなきゃね、という話になりました。その時私がクライアントさんにお伝えしたのが、「KPIが主じゃないよ、情熱が主だよ」ということ。
これは売り上げたい金額が主じゃなくて理想、希望、夢といった情熱を実現した結果いくら売上が上がるのかという情熱をベースにした目標設定(これが目的になる)。

自分の持つリソース(内的価値)から市場に価値(外的価値)を提供するこれがウェルスダイナミクスの考え方の基本。自分が持っていないものを価値として提供できない。そしてこの図の通り、自己価値からのビジネス展開は積み上げ、価値提供の源流が「情熱」なんですよね。
…話戻って、
これは会社(法人という人格)でも同じことが言えるわけで、法人の情熱(企業プロミス)、そしてそこに集う社員の情熱の総和、その総量が売上を決める、ということ。この話をしてクライアントさんは改めて自分の情熱、そこからの事業(法人)の情熱,、会社に集う社員の情熱、それぞれをまず明確にし、そこからKPI(というかOKRかな)を作ることになりました。
たぶんそこから生まれた数字、売り上げ目標ってこのクライアントさんも社員の皆さんもワクワクするものになると思いますよ。なぜなら、売り上げたい数字から決めた目標じゃなくて、みんなの情熱から決めた目的になるから。
こういう場を作ることができれば、勝手に売上は伸びます。情熱っていてもたってもいられないこと、やらずにいられないこと。だから目標管理やモチベートしなくてもみんなが情熱を元に勝手に、生き生きと働く、活躍するからきっと目的を実現できるはず。
ビジネスは売り手側と買い手側の情熱で成立します。ビジネスの成功、売上を決めるもの、それは情熱なんです。あと最後に前回同様の繰り返しになりますが、

情熱の種類は人それぞれあります。
- ダイナモ:スパーク
- ブレイズ:キャンプファイヤー
- テンポ:炭火
- スチール:IHヒーター
だから、目標設定の際にもこの違いを考慮することがとっても大切。