「きょういけるところまでいきます」
森永卓郎さんが亡くなる前日に出演したラジオのスタート時、このように放ったんです。きょういけるところまでいく(今日「も」でないところが大切。これが今日だけにフォーカスする気構えになる)。
一日精一杯やる。人生の質を一変させるのは魔法のような何かじゃなくてこの心構え、マインドセットが定まれば良いと思います。森永卓郎さんについてこれまで注目していたわけではないのですが、ガンを公表してからの生き様に目を離せなくなってしまいました。
そして死の前日までラジオに出演。亡くなったことを知った時、うわ、こんな死に様がいいな、なんて思っちゃったんですよね。不謹慎かもですけど…命を使い尽くす生き方、死に様。この命を一滴も残らず使い尽くして死にたい。
人は命のリミットを知らないから漫然と生きている
でも自分がいつ死ぬかわかったら今の生き方ができるでしょうか?「明日から本気出すから」と言えるでしょうか?やりたいこと、やるべきことを後回し、先延ばしにすることができるでしょうか?「きょういけるところまでいきます」その日からこの言葉を口にしてから朝を始めることにしています。
一日を一区切り、一日を精一杯全うする。一日ベストを尽くし成し遂げる。日々そんな生き方をしていたらどんな人生になるだろう?人生の質、密度、こってりしそうじゃないですか?
一日は一生の縮図と言えます。一日を満足に全うできずして、一生を満足に全うすることはできない。自分を使い尽くしましょう。今日もそんな大切な一日。