あなたの意識の高さは普段口にしている「主語」で分かる

「あなた」か「私」か「私たち」か

この図はウェルスダイナミクスの協会の公式のものではありません。私がこれまでの経験経てこないだ思いついたものです。普段発する言葉にその人の人となり、価値観、世界観が現れます。

社会的な立場、経済力、価値観、世界観を表すウェルススペクトル。それぞれのレベルによって発する言葉にも特徴があるんですよね。そのウェルススペクトルの図に重ね合わせたもの。

これは7つの習慣が提案する到達点、相互依存に至るまでを示したものです。依存、自立、そして相互依存までの3つのレベル。この「主語」が今回のテーマ。そう、思いっきりこれ、特徴出るんですよね。コーチング、コンサルティング含む公私においてのやり取りで強く感じるところです。

相手の方の価値観、世界観がそこに現れる。

例えば依存レベルの「あなた」。これはウェルススペクトルに照らし合わせると、赤外線〜赤レベル。赤外線の状態は「被害者」。責任転嫁の世界に住んでいる。そう、世の中のあらゆるものごとの責任、不利益は自分でなく、世が悪い、国が悪い、会社が悪い、人が悪い…あなたが悪い。

主語が自分に向かない。だから人生の主役は自分でなく他人(だからこそ被害者のポジションでいられる)。話題は自分のことを話しているようでその本質は他者に根付いたものです。

このようにその方の状態が特徴として言葉に、主語に現れます。この主語を意識していると、相手の方の変化や成長も確認できる。

実は今回のネタを思いついたのって、私のクライアントさんたちの言葉の変化を感じたからです。コーチングしていて、最初はずっと自分以外の誰かの評価に応えることがテーマ。他人軸の世界に生きる。それが次第に、自分の人生に集中、身の回りに起こっている良いことも悪いことも自分の責任として引き受ける自分事に(ここ、赤外線の課題の行動を正す、義務、責任を果たすにあたる人としてデカい要素)。

自分に意識の矢印が向いてくる。

そして本人も気づかないところで「私たち」に。自分だけじゃなくて、周りのみんなも。自分以外の誰か、家族、友達、同僚、仲間とそれぞれの人生の良いことも悪い事も分かち合うような「私たち」に。これはスペクトルの変化も伴っていて、その方の役割や仕事の範囲、事業の規模も変化しています。

ああ、人はこうも変化するものか、成長するものか、と感慨深いワケです。あと最後にお伝えしておきたいことは、意識の高さ、レベル(スペクトル)といったものは良し悪しじゃなくて状態だということ。人生をどのように生きるか、その選択は本人次第。

なので今回のテーマも意識のレベルが分かったとしても、それが良い悪いじゃないということを強調しておきます。私的には人生に正誤はなく、その人の私的な喜びを満たすための趣味の道中でしかないと思っているので。これはあくまで私の考えね。

この記事を書いた人

株式会社ライフフロー代表取締役社長
フィットネスジムDunamis、Champaca代表

フローの赴くままに、フィットネスジム、レンタルスペースなど多数の事業を展開。

その全てにウェルスダイナミクス理論を活用、関わるひとが皆豊かになる三方良し、共存共栄のコミュニティを実現。各方面でダイナモのエネルギーを発揮し、マジックを起こすイノベーター。

その他、DJ、武道などサブカルチャーへ造詣も深く、様々な顔を持つ。

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